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日本初、医師がシューフィッターの資格を取得

7年前、整形外科医の私がシューフィッターの資格取得に到った経緯は自然な流れでした。

生まれた時から私たちのカラダの老化が始まります。

中でも最も早く失われるのが足ゆびの機能です。

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足ゆびは私たちのカラダと外界の地面を繋げる接点で、その機能は私たちの姿勢、バランス感覚、運動センス、集中力に影響を与えています。

想像してみて下さい。
あなたはがっちり目隠しをして、舗装されていない山道を裸足で歩くことになりました。
地面には小石がたくさん転がっています。虫が歩いているかも・・・
かかとからどんどん歩ける人は少ないですよね。
足ゆびからそろそろと接地しながら地面の状態を確認しながら歩いていませんか?

本来、私たちは地面がどのような状態であるかを足ゆびで感じ取り、瞬時にかかとの着き方を脳で判断し歩容を決定します。

足のウラから伝わる感覚は固有感覚といって地面の温度、湿度、硬さ、砂か草があるのかなど、いろんな状況を判断するセンサーなんです。

でも私たちは生まれて間もなくくつ下を履き、さらに靴を履くことで足ウラの固有感覚は鈍化していきます。
やがては足ゆびを動かすことも忘れて足首の関節だけで歩行する異常歩行が習慣化していくのです。
靴はあしを守って快適に歩ける生活を私たちに与えてくれましたが、足ゆびの器用な動きとセンサー機能を奪いました。

しかし、今から裸足で過ごすことはできません。

靴を履きながらも失うものを最小限にするには・・・・・

靴の選び方や履き方の技術、知識が必要です。

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そこで靴の構造、フィッティングを学ぶためシューフィッターの資格を取りに行くことにしました。
5年前のある日、診療を2日間休診とし、朝から夜まで講義を受けに行きました。
シューフィッターの知識は整形外科の診察には必要不可欠です。
今も靴選びやインソールの使用方法について毎日診療の中で患者さんに説明しています。シューフィッターの資格を取得するために集まる義肢装具士、理学療法士、靴販売員の方たちに、医学的な足の解剖や様々な疾患について、年に2回講義に行っています。

シューフィッターのアドバイスはいろんな方の将来の整形外科疾患を防いでくれます。みなさん頑張って知識を身につけて下さいね。

この記事の著者:橋間 誠

橋間

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