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テレビ大阪主催「マタニティーカーニバル2017」参加


6月3日土曜日、インテックス大阪で毎年恒例の

テレビ大阪主催「マタニティーカーニバル2017」

が開催されました。


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毎年2万数千人が参加するこの催しは今年で12回目となります。

ママ、パパ、ベビーを応援する体験型イベントとして日本産婦人科学会の先生方によるドクター講演会、各企業によるセミナーや体験コーナーが毎年、企画されています。
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そこになぜかただ一人、整形外科医の私が4年前よりドクター講演会に参加しています。

今から5年前のことです。

大阪市内で出産前後の女性と赤ちゃんの健康管理にヨガなどのトレーニングを積極的に取り入れ指導されている産婦人科のドクターがいると知りました。

そのドクターが大阪市阿倍野区の西川医院の西川正博先生であると知人から伺い、紹介していただきました。

そして西川先生のクリニックのセミナールームで出産前後のママたちを集めて「幼児たちの姿勢がいかに将来の整形外科疾患につながるか」を講演させていただいたのです。

その講演を聞かれた西川先生が、自らも実行委員をされている「マタニティーカーニバル」のドクター講演会へ私をご紹介してくれたのがきっかけとなりました。

今年のテーマは昨年に引き続き、

「産前、産後のママたちの骨盤底筋のゆるみが、将来の腰痛、肩こり、ひざ痛、ひいては尿もれ、頻尿、性機能障害、腟脱へと広がっていく」という内容で講演させていただきました。

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女性が生き生きと過ごせない国に発展はないと言われている今日、女性医学の重要性がクローズアップされるようになりこの問題は避けられないものとなっています。

 

「何人も出産したんだから、排尿トラブル、膣圧の低下、体型が崩れるのは仕方がない」

 

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今でもそう信じて改善する方法があることも知らなかったという女性がたくさんいらっしゃいます。

このことにメスを入れるべきだと強くアピールしてくれたのが当院メディカルフィットネススタジオの南方和美トレーナーでした。

「女性の出産による健康被害を最小限にするため、産前、産後のトレーニングをヨーロッパでは健康保険を適応して行なっているのに医療先進国の日本がここに手をつけていないのはどういうことでしょうか?」

南方トレーナーのこの主張に私も賛同し、

「では、一緒に大阪から発信していきましょう!」

ということで今年もこのテーマで講演することになりました。
 

出産前から腹横筋や骨盤底筋の筋力を調整することで最大5キロ以上にもなる子宮の重みにも耐えることができ、出産時に受ける直径30センチを超える新生児の頭部による損傷も産後3週間の安静期間の後、トレーニングを再開することでスムーズに回復させることができる。

このことは多くの科学的検証の結果証明され、医学論文となっています。

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私の講演の後、ヘッドマイクをつけた南方トレーナーがステージに上がり、参加者さんたちに腹式呼吸からしとやかにアプローチしてくれました。

骨盤底筋の弱化を放置しているといろんな疾患になると私の講演で驚かされたママたちのこわばった表情は、南方トレーナーの落ち着いたトーンの声で自然に緊張がほぐれていきました。

トレーナーの腕は知識もさることながら相手の心の状態に合わせて包み込む力なんですね。

震えている子犬が優しく抱きかかえられ、「私はあなたを傷つけたり怖がらせたりしないからね」と撫でられながら手足の緊張が緩んでいく、そんな変化を会場の袖から見させてもらいました。
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さらに会場の参加者さんには靴を脱いでもらい、足ゆびの使い方を実際に体験してもらいました。出産時の骨盤ケアの話を聞きにきたママたちは足ゆびの使い方が重要と聞いて驚いていました。

つま先を少し開いてかかとはぴったりと引っ付けたままのカーフレイズ。

つま先立ちになるとかかとが離れそうになり会場のあちこちで楽しそうな参加者さんたちの声が聞こえていました。

そして椅子からの立ち座りのポイントへ。

足ゆび荷重と腰のソリを維持したままでスクワットをしてもらいました。

妊婦さんたちもたくさん参加されているので、安全のために椅子につかまったりパパの手を借りながら真剣にされていました。

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出産、子育てを経験してきた南方トレーナーならではのトークは、その頃には完全に参加者さんの心をつかんでいました。

産後もカラダのくびれを残すママたちへのアプローチだけでなく、パパにもいつまでもカッコいい体型で過ごしてもらいましょう、ということで、パパたちにはもも裏をストレッチする「ジャックナイフ・ストレッチ」をしていただきました。

南方トレーナーの説明が始まるやいなや、袖をまくってやる気になっているパパがたくさんいらっしゃいました。

講演会終了後、実行委員会会長の竹村秀雄先生から実にいい講演とトレーニング指導だったと賛辞していただき恐縮しました。

 

ヒトのカラダはケアしておかないと生涯に大きな影響を残してしまう時期があります。

・一つは2足歩行で社会生活が始まるとき、それは幼児期。

・そして女性では出産時です。

 

長寿大国日本は人類史上初の超高齢化社会を迎え、世界中がどのような末路を迎えるのかを注目しています。

 

平均寿命だけでなく健康寿命も世界トップとなっていくには女性の出産前後に医療が関わり、メディカルなトレーニングを提供していくことが必要です。

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南方トレーナーのトークとトレーニング指導はこれからも多くの女性たちを救ってくれると思います。

ご協力ありがとうございました。

 

この記事の著者:橋間 誠

橋間

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