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メディカルフィットネス雑記帳@杉江 #3

ノルディックウォーキング再考(2)

こんにちは。メディカルフィットネスMLFトレーナーの杉江勉です。
『より良い充実した日常生活を!』を合言葉に著します。

JNFA主催のノルディックウォーキング(以下、NW)セミナー(講義)のレポートです。テーマは、『NWと通常歩行(以下、OW)の違い』でした(同志社大学スポーツ健康科学部の竹田正樹教授による研究報告)。
今回は、『NWはOWに比べてエネルギー消費量は本当に増える?』です。

研究報告からNWはOWに比べて、以下のようなことがわかりました。

A. 時間当たりの呼吸数及び時間当たりの換気量(呼吸により吸入又は呼出される気体量)が高い。つまり、呼吸代謝(酸素を利用してエネルギーを作り出す)が高い。

B. 時間当たりの酸素摂取量が高い。つまり、エネルギー消費量が高い(因みに、愛好者なら約10%増、インストラクタークラスになると12%増になるそうで)。

C. 呼吸交換比が低い。つまり、脂肪代謝が高い。(呼吸交換比は、体外に排出された二酸化炭素量と体内に摂取された酸素量との比です。式は、呼吸交換比=二酸化炭素量÷酸素量 です。交換比が1に近ければ体内で糖質が燃焼され、0.71に近ければ脂肪が燃焼されたことになります。)

D. 心拍数が高い。つまり、運動量が高い。

E. 統計的有意差はないが、主観的運動強度は低い。つまり、楽に感じている。(主観的運動強度とは、どの程度「きつい」と感じているかを数値で表したものです。)

F. 時間当たりの二酸化炭素排出量が高い。つまり、エネルギー代謝が高い。

G. 時間当たりの熱量が高い。つまり、エネルギー消費量が高い。

以上A~Gから、NWはOWに比べて、楽に感じるにも拘らずエネルギー消費量は増えるということです。

結論です。
NWはOWよりも楽に感じる訳です。だから張り切ると、かなり歩幅が大きくなり速度も上がります。そうなると、心拍数も思っている以上に上がります。より安全を考慮するなら、心拍数をモニターしながら実施するのが良いでしょう。

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この記事の著者:杉江 勉

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